監督の“ひとり言”2017?
本日から「夏の甲子園大会」が開会し、開幕戦となった【波佐見(長崎) vs 彦根東(滋賀)】が逆転につぐ逆転…の、本当に素晴らしい試合となった。
結果は、彦根東が9回裏に2得点し、逆転サヨナラ勝ち…
波 011000120 5
彦 013000002/ 6
この白熱した好ゲームを演じた両チームとも「県立」高校である。
この試合に勝利した彦根東の選手達はもちろん、負けた波佐見の選手達が悔しさの中でも爽やかで満足そうな顔つきをしていたのが、とても印象的だった。
そして、私が何より驚いたのが…
波佐見スタメンのほとんどが波佐見中野球部として全日本少年軟式野球大会の優勝メンバーであったことである。
つまり、地元中学の野球部がほとんどそっくり同じ地元高校へ進学し、甲子園出場を勝ち取ってきたということだ。
さらに、彦根東もベンチ入りした全員が地元中学出身であり、2人を除く大半が軟式野球出身である。
しかも、彦根東は県内有数の進学校(偏差値67)であり、まさに【文武両道】を地でいく高校である。
本当に素晴らしいと思う。
今日の第2試合を戦っている東筑(福岡)も県内有数の県立進学校(偏差値69)である。
相手は愛媛の強豪校であり、多くのプロ野球選手を輩出している済美なだけに、結果はどうなるかわからないが…
私立強豪校ひしめく福岡県(134チーム)を勝ち上がってきただけに、頑張ってもらいたいと思う。
でも、進学校の東筑が福岡県を勝ち上がれるだけの強いチームに、どうやってなっていったのか…
東筑もまた、メンバー全員が県内中学出身であり、硬式経験者は5人だけである。
しかも、日々の練習時間や場所にかなりの制約がある。
学校の方針により、夜8時には完全下校が徹底されるため、練習時間は多くて3時間くらいしかない。
もちろん、他の部活との兼ね合いでグランドが全面的に使えるのは週に多くて2日間程度。
そこで、選手達の発案により、グランドの片隅にバント練習場所エリアを設けて、選手全員が徹底してバントなどの小技を磨いた。
そして、バッテリーは…
「自分達の球速、球威では私立強豪校には通用しない。勇気を持ってインコースを攻めるしかない。」
と、ピッチング練習の時には、必ずバッターを立たせて、何度も何度もバッターに当ててしまいながらも、インコースへの制球を磨き抜いた。
試合の時にエラーした者は、ピッチャーに…
「俺のエラーによるピンチ。失点したら俺の責任。だから思い切って投げろ」
などと、必ず声を掛ける。
こうして、2年生エース石田は、
マウンドは『緊張して行きたくない場所』から、『落ち着いて投げることを楽しむ場所』に変わったという。
だからこそ、ピンチでも腕が振れる。
練習中、青野監督が練習メニューについて指示を出すことはない。
「行動一つ一つに責任感が生まれ、強くなる」と信じるからだ。
安部主将を中心に選手がメニューを考えて実践するスタイルを徹底しているのだが…
そこには、臨機応変に対応できる「考える野球」を実践し、効率的な練習で培った揺るぎない自信が芽生えている。
ニュービクが目指す野球の形がここにあると、私は思った。
(^_^)
P.S.
本大会に出場した公立8校に限らず、優勝を目指す強豪私立校、惜しくも出場できなかった多くの高校それぞれにドラマがあるはず…
高校野球は本当に面白い?
By 平山
