監督の“ひとり言”2017?先週土曜に大阪桐蔭がセンバツ全国優勝を果たしたが、それに関連したインタビュー記事があったので、以下に紹介します。また、昨夜、テレビにてイチロー特集があり、その中でとても興味深いイチローの言葉がありました。私は、野球の「コーチング」と「子育て」はとても良く似ていると思いますので、是非、各ご家庭にて参考にしてください。(^_^)■コーチという言葉の由来コーチという言葉は、もともと「馬車」のことを表していた。コーチとは『クライアントを目的地へ運ぶ乗り物』を表す言葉だったわけだ。今では、クライアントを目的地に運ぶ人のことを「コーチ」と呼んでいる。私たちになじみのあるのは、スポーツのコーチだが…そもそもスポーツコーチは主として、そのスポーツの「技術の向上」のために、選手に技術を教えるトレーナー(スペシャリスト)としての役割をおこなってきた。それが90年以降は、選手たちの…「自立性を持たせる」「バランスをとらせる」「選択肢を増やす」「能力を引き出す」「目標に到達させる」などを行える人が、コーチとして重んじられるようになってきている。■大阪桐蔭・西谷浩一監督の原点先週土曜、大阪桐蔭が履正社との大阪対決を制し5年ぶり2度目、夏を合わせると6度目の全国制覇を達成した。先日に行われたWBCでは、侍ジャパンに3人の代表選手を送り出すなどプロ野球で活躍する選手も多い。なぜ大阪桐蔭は強いのか、良い選手が育つのか、西谷浩一監督(47)の指導法に注目した。西谷監督は関大を卒業すると大阪桐蔭のコーチに就任、その後29歳の時に監督に就任したがすぐには勝てなかった。2年目が始まるころ、星稜高校の山下智茂監督に飛び込みで電話をかけ練習試合を申し込み、大阪桐蔭ナインは金沢へ遠征した。星稜高校は、トイレも部室も掃除がいきとどいて、何より選手1人1人の目が輝いていた。さらにグラウンド脇の「美しい花が咲いている花壇」に目を奪われた。山下監督からは「花を育てるのって、選手を育てるのと一緒で難しいんだよ」と言われた。西谷監督は帰阪するとすぐに花の種を買いに走り、グラウンドに花壇を作り「今日から花を育てる」と張り切った。ところが、高い土や肥料を買ったのに全然、花が咲かなかったという。「水も肥料も一生懸命与えているのになぜ、花が咲かないのか」その時、我にかえった。「自分は教えすぎているのではないか」山下監督から大きなヒントをもらったことに気付き、星稜のグラウンドで見た花壇がその後の指導のベースの1つになった。指導法が変わった。・選手たちの心をどうやって動かすか。 ・個別が大事。・教え方は1人1人違っていい。・教えすぎないようにするが、自主性だけではダメ。・褒めて育てるというやり方もあるが、本当に苦しいときに自分で立ち上がれるのか疑問だ。・「今だ!」と思ったら練習を中止させても叱る。・叱るタイミングを見逃さないことが大事。同監督によると、自分なりの指導法が固まったのが04年ごろ。そして、翌05年に平田、辻内らで甲子園初勝利を挙げ4強入り。08年夏に初めての全国優勝を果たす。12年春夏、14年夏、そして今春と優勝し、今や誰もが認める日本一の強豪校となっている。■イチローのバッティングテーマ昨シーズン、イチローは一昨年シーズンの打撃不振により「イチローはもう終わった」という大方の意見を覆す大活躍を見せた。2015年シーズンの低打率.226が、2016年シーズンは代打出場が多かったにもかかわらず打率約.300に復活?なぜ復活できたのか…本人の意見は下記のとおりである。「150km/hを超える速球をどう打つか」これまでのイチローは、打席内で相手ピッチャーが投げる「一番遅い球に合わせる」よう「心の準備」を行い、速球には“頭で考える”のではなく「身体が反応する」ように打ってきた。たとえ振り遅れたとしても、キャッチャーミットの直前までにバットに当てればファールにできる…これが、イチローがイチローたる所以であり、日本のプロ野球選手およびメジャーリーガーが真似できないところであるのだが…なぜ、イチローはこのようなタイミングの取り方をしていたのか。「手を動かすことをできるだけ遅くしたい」(良い形のトップをできるだけ長く維持したい)ピッチャーの多くは、“速い球”と“遅い球”を使ってバッターのタイミングを外してくるが…遅い球に対して早くバットが出てしまうと、ジャストミートするどころかファールにすることもできなくなる。一方、たとえタイミングを外されようとも、バット(グリップ)が動いていなければ、少なくてもファールにすることはできる。「手が動くのは最後の最後である」しかし、速球を待っている中で遅い球が来ると、どうしても先に手が動いてしまい、ベース近くで鋭く動く“キレが良い変化球”を打てなくなってしまうのだ。“手が最後に動き出す”イチローのバットスイングの基本形が完成したのは「小学生の頃」だと言う。それ以降、少しずつバットスイングを修正してきているものの、基本形はあくまで「小学校の頃から変えていない」らしい。しかし、2015年シーズンでは、150km/hを超える速球に対する打率が約.100と、ほとんど打てなくなってしまった。が、2016年シーズンでは、150km/hを超える速球に対する打率が.350を超えている。「速球を待った」結果だと言う。でも…身体が動く順番は、あくまで「手が最後」だった。速球に合わせるタイミングで緩い球を投げられたとしても、“手が最後に動く”バットスイングができたことは…「小学生の頃から自分の身体に染み付いたものであり、それが自然とできたことが何より嬉しかった」と語るイチローの“本当に嬉しそうな顔”がとても印象的だった。そして、イチローは“真顔で”こうも言っていた。「自分は、決して大谷翔平のように生まれ持った身体能力は無く、身体も小さいし、どちらかというと平均的な身体能力しかない」「でも、“頭を使って”技術を磨き、しっかりと身体を鍛えることで、誰にでもチャンスはある」「自分のような先駆者がいるのだから、是非、参考にしてほしい」やはり、イチローは“努力の人”であり、小学生の頃に親父を上手く使って自分のバットスイングを完成させたあたりが、本当に格好がいい。(^_^)By 平山
